新築の家で新しくて、きれいなはずなのに和室の畳にカビが生えてきた、なんてことはよくあることだそうです。
実は畳は古い畳よりも新品の畳のほうがカビが発生しやすいのをご存知でしょうか?
意外かもしれませんが、古い使い慣らした畳よりも真新しい畳のほうがカビの生える条件が整っているのです。
かび発生には4つの基本的な条件が必要です。
カビは、適度な温度(25℃前後)、適度な湿度(80%以上)、あとは酸素と養分です。
このうち養分が新品の畳には豊富に含まれているんですね。
この場合の養分とは何でしょうか?
天然イ草に含まれている葉緑素が養分にあたるそうです。
カビは葉緑素が持っている豊富な養分を好むため、畳替えをしたときや新調で畳を入れ替えて2年までで、まだ畳が青い期間に生えます。
更に、新しい天然い草の畳表というのは、水分の吸放出に敏感なためカビの大好きな水分を多量に吸い込んでしまうという性質もあるため尚更でしょう。
時期的には6〜8月の梅雨の期間が最もかびが発生しやすい時期といえます。
生えるのは畳表だけですが、カビの生えてしまった畳は抵抗がありますよね?
カビを防ぐにはエアコンで除湿したり、天気の良い日には窓を開け、風通しを良くしたりすることが大切なこととなります。